2019年10月15日 更新

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夏の怪談コンテスト応募作品NO30_一階の声

ぱどにゃんこ夏のキャンペーン 最恐「実話怪談コンテスト」応募作品を一挙ご紹介!

 

投稿者:ヒーロー

一階の声

それは私が小学生の頃でした。その時は夏真っ只中で私は一人家で姉の帰りを待っていました。

私は昔から霊か得体のしれないものを感じやすい人でその時もなにか背中がゾワッとするような違和感を覚えました。
少し怖くなったのでテレビのお笑い番組を見て気持ちをそっちにそらそうとしました。

それから何もなく30分。


少し安心した私はテレビの音量を少し静かにして夏休みの宿題に取り掛かりました。
その時、一階からお姉ちゃんが私を呼ぶ声が聞こえました。私はようやっとこのなんとも言えない恐怖感から逃げ出せると思いすぐに一階に駆け出しました。

しかし、いざ一階に行ってみるとそこには誰もおらず私は怖くなったので二階のベランダに駆け上がりました。
ベランダに出てみるとそこには友達と一緒に帰る姉の姿がありました。とうていそこから姉の声が聞こえるはずもなく当時の私はものすごくショックを受けました。


今となって考えてみるとそれは座敷わらしの仕業だったのではないかと考えています。

 

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